歯が削れたり、割れて痛みがあったり、取れるはずのない詰め物や、被せものが取れた患者さんが、少なからず来院してきます。
詳しく話しを伺うと、肩こりや頭痛、口を大きく開けられない、などという症状もあります。
この原因を考えると、科学技術が進歩すれば、人間にとって過重労働から解放されて、生活しやすくなるはずですが、反対に、例えば長時間労働や昼夜逆転の生活をするなど、生きづらくなった上に、
SNSや肥大したマスコミの情報などが溢れかえっています。
多くの人にとってその中身はほとんど不要で、心の中にマイナス感情をわかせる内容も含まれ、不安やつらさを引き起こしています。
太古の大自然の中で、長い間のんびりと生きてきた人間にとって、今の時代は体力不足、情報処理不足になっていて、ストレスが慢性的にかかっているのです。
そのストレスの解消の一つの方法として、本能的に夜中に歯ぎしりや噛みしめをしていて、強い力が歯に加わり、病気になっているのです。