院長コラム10月号
体の不調の1つに、食べ疲れ、飲み疲れがあります。
薬も含めてものを口にすると言う事は、体に大きな負担をかけます。
食物が口に入り噛みはじめると、体が自然に唾液を出し消化を助けます。
同時に胃や腸がさまざまな消化液を出し、さらに蠕動運動と言って、
食物をさらに吸収しやすいように働きます。ここには大量のエネルギーが使われます。
さらに、食べ物の中には、様々な有害物質が混ざっているので、
それを無害化するために、多くの免疫物質が使われています。
このようにものを食べると言う事は、多量のエネルギーや免疫力を必要とします。
食事をする事は日々の活動エネルギー補給の基本ですが、よく噛まずに飲み込んだり、
食べ過ぎたりする暴飲暴食は体にダメージを与え、疲れを感じる訳です。
このダメージを減らす方法の一つとして、時間をかけてよく噛んで、
胃腸に負担をかけないこと、食べ過ぎないこと、さらに消化を助ける
食後の休憩が大事です。