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院長コラム7月号

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今月は、抗生物質についてです。風邪を引いたり、サッカー観戦などで体に無理な事をすると、免疫力が衰えて、細菌の数が増えます。又、歯を抜いたり、怪我をしたりすると、外からも細菌が入ってきます。これら増えたり、侵入してきたりする細菌は、放っておくと身体に悪さをするので、抗生剤が必要になります。

ところで普段は人の体の中、特にお口の中や腸の中には200種類、

数では100兆個もの細菌がいて、人と仲良く助け合い、バランスをとって人の健康を助けています。

細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見(ひよりみ)菌」に分類されていますが、人にとって悪玉菌がいなくなれば良いという訳ではなく、それぞれにちゃんとした役割があって、3種類が免疫力とうまくバランスを取ることで、人に役立つ仕事をしています。

つまり3つの勢力は、バランスを取りながら具体的には、腸の分解、消化、吸収を助け、さらに免疫力を高めるという働きをしているのです。

しかし昨今、抗生剤の飲みすぎに注意しましょうと、厚労省がおふれを出しました。それは、細菌は人にとって欠かせない、大事な生き物であるにもかかわらず、抗生剤の飲み過ぎで、有用な細菌まで殺してしまって、却って病気になってしまうからです。腸内の細菌バランスがくずれると、下痢をしたり、健康な排便ができなくなります。また全身の免疫力が低下し、色々な病気を引き起こすことになります。

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