院長コラム8月号
ロキソニンという痛み止めの薬は、大変よく効くので、多くの患者さんが便利に服用しています。加賀歯科でも、歯を抜いた時など必ずと言って良いほど、処方します。
その他、この間高齢の方とゴルフを一緒に周りましたが、腰と足のふくらはぎにロキソニンテープを貼っていました。又、私の所で働いている女性達の多くは、生理痛に市販のロキソニンSを使っていると聞きました。
このように、ロキソニンは痛みを上手になくしてくれる有効な薬ですが、便利すぎて使い過ぎてしまいます。
厚労省でも、もっと注意しましょうという警告を出しました。なぜならロキソニンは、痛みの発生源である身体の悪い所を治す力はなく、ただ痛みだけ止めてしまうので、本当の治りを遅らせるか、悪化させるかしてしまうのです。
又、ロキソニンの副作用も注意が必要で、胃が荒れたり、肝臓や腎臓に障害を起こします。さらに腰痛などで長く服用していると、交感神経の持続的緊張を伴い、血流障害を起こして、様々な病気を引き起こす事になります。