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院長コラム1月号

院長コラム1月号

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新年あけましておめでとうございます(。´∇`)★
今回は、痛みについてのお話です。
歯の治療は、痛いからなるべく行きたくない、と考えるのが普通だと思います。私も痛いのは嫌いなので、患者さんに痛みを与えそうな治療をする時は、平常心を装っていますが心臓はバクバクです。

なので、来院される患者さんに対応する時は、麻酔注射に色々工夫をしています。

ところで、人はもともと自分の身を守るために、痛みを感じるように出来ています。人の皮膚の表面には痛点という、そこに触ると痛みを感じる点があり、顔やお口、指先には数多あり、背中などは少なくなっています。

歯科では歯を削ったり、歯茎を切ったりすることが多いので、そのまま治療すると当然痛みが出るので、治療する部分や、その周辺に麻酔注射をします。その注射針を刺した所が、ちょうど痛点に当たると、痛みを感じることになりますが、痛点を避けて刺入し、
あらかじめ体温に近く温めた麻酔液を、周囲を圧迫しないように
少しずつ注入することで、痛みをほとんど出さずにすみます。

技術の進歩は注射針の太さにもあり、以前よりもずっと細い物が開発されて、痛点になるべく当たらないようにしています。ちなみに糖尿病で、インシュリンを毎日数回自分で打つようなケースでは、歯科で使うものより、
さらに細くかつ針先を工夫して、痛みを感じないようにしています。

一方、痛みは患者さんのその時の感じ方で変わるので、注射針を目の前にちらつかせ「さぁやりますよ」とか、本人が痛いものだと思い込んでいると、痛点に関係なく痛い!と感じてしまうことになります。

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