院長コラム11月号
ウイルスは、口や鼻から身体の中に入ることで、感染します。鼻から入るウイルスは、空気中に浮いているのでマスクをするか、室内においても、外との空気の流れを作って、広い空間に飛ばしてしまえば予防できます。又、口から入るものは、ウイルスの付いた手で口や鼻を触るからで、手洗いをしっかりやり、かつ、うがいや水を飲むことで、肺ではなく胃の方にウイルスを流し込んでしまえば、胃酸で殺すことができます。
一方、ニュースでの集団感染の原因をさぐると、室内で密な状態であったということがわかります。このことから、今実施している歯科医院でのウイルス対策は、ドアや窓を開け、換気扇を増やし、外気との空気の流れを作り、ウイルスを吹き飛ばして空気感染を防ぐことです。又、手からの接触感染対策は、患者さんが触れる物、例えばスリッパ、椅子、ドアなどを徹底的してアルコール消毒することです。ウイルスはアルコールに弱いからです。
これから寒い冬が来ます。来院される患者さんは治療中、寒いと予想されます。ひざ掛けなどを用意しておりますが、着る物を工夫して、寒さ予防をして来てくださるとありがたいです。
歯科治療はもともと感染予防が専門なので、消毒や滅菌は得意な方ですが、今回の新型コロナウイルスは特別な対策が必要です。