院長コラム4月号
新型コロナウイルス騒ぎであっという間に1年、歳を取りました。私は昭和22年、いわゆる団塊の世代の走りで、戦後のベビーブームの生まれです。この後の3年間で800万人程が生まれ、戦後日本の成長と停滞を実感し、まもなく後期高齢者の分類に入ります。体力、気力の衰えを意識し、自分の外見の老けぶりを見るにつけ、うんざりしています。
このまま家の中にいて、マスコミのコロナニュースに怯えて何もしないでいると、ますます体力を失い老化が進んでしまうのではないかと恐れています。
厚労省は昔も今も、“ゆりかごから墓場まで国が面倒みるよ”
という姿勢ですが、高齢者は収入に合ったお手頃な施設に入るのは難しいのが現実で、うまくいってもヘルパーなどの人手不足で、あるべき十分な対応は受けられません。
一方“ゆりかご”の為に、核家族が進んで家族制度は消失し、独居老人が増加中です。都合よく使われる“自己責任”で生きるしかないのかと、歯でも治して色々食べて、心身を鍛えて、最後まで介護を受けずに頑張ろうかと思う今日この頃です。