院長コラム6月号
ワクチン接種がいよいよ身近になりました。初めてのことなので、心配や不安があると思います。ワクチンは、コロナウイルス遺伝子の一部を加工して作られています。接種すると体の中の免疫部隊が早速働き出し、異物であるワクチンを無毒化し、さらにそのワクチンの特徴を記憶して、次に同じようならウイルスが来た時の為に、「抗体」というものを作って、ウイルス予防します。
ワクチンを接種すると、ほとんどの人が発熱します。それは体の中の免疫部隊が強力に働く為にはいつもより高い体温が必要だからです。ですからワクチン接種をした後に、発熱、頭痛、倦怠感、あるいは人によっては反応が良すぎて寒気や関節痛が出る人もいます。
これは、正常な人の当然の反応なので、今身体の中で免疫部隊が頑張っているな、と考えれば良い訳です。発熱は必ずおさまるので、免疫力を落とさないように、次の日あたりまで休むなどして、無理のない生活をすると良いと思います。