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最近たびたびフレイルという言葉が、マスコミに出てくるようになりました。

フレイルとは、普通に健康で自立している人と、介護なしでは生活できない人の中間に位置している人の状態をいいます。
６５歳以上の高齢者が３割近くを占める日本。多くの高齢者は、疲れややる気の衰えはあるものの、まだ介護一歩手前です。そして、努力によっては健康自立に戻ることもできます。

フレイルは、体力、気力の衰えで、脳と筋肉を怠けさせてしまう事から起きます。適切な食事をとることで、十分なエネルギーを体に取り入れ、コロナや暑さにめげず外に出て、汗を出して体力を使い、他人と接して会話を楽しむ努力をすることが要求されます。

特に食事は、誰かとおしゃべりしながら時間をかけて、楽しむ機会を多く持つといいです。顎の運動を意識して、よく噛み、しっかり飲み込むことで、顎や喉や顔の筋肉が鍛えられ、脳にも血液がよく流れるので、いいこといっぱいです。

歯科にもフレイル予防のための、国の検診制度が入ってきます。口は、健康を維持する為の一番重要な臓器と考えられているからです。私としては、高齢になると仲間も少なくなるので、一緒にお食事できる友達作りが大事だと考え、お誘いには断らないことにしています。