院長コラム9月号
食事をするのは、生きるということだけでなく、生きがいでもあります。
お口の中に残った食べカスは、見た目は良くないし、口臭も発します。
また、歯にくっついている汚れの事を、歯垢といいますが、放っておくと口腔内細菌が増殖しかたまりになり、それが肺や血管に入って口腔内のトラブルはもとより、全身の病気(例えば肺炎、心疾患、糖尿病)の原因になります。
このような大事なお口を守るには、歯ブラシが手軽であり、最も有効な手段です。一般的には、食後一日3回、3分間が良いと言われていますが、外出している時には歯ブラシは無理なので、口をすすぐ程度でもいいと思います。
又、歯によく食べ物がはさまるケースがありますが、この場合は、はさまらないようにする治療をすすめます。さらに、1本1本の歯を本当にキレイにしようとすると、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助清掃器具を使う必要があるので、10分くらいはかかります。
余裕のある人は、自分でやってもいいし、歯科医院で口腔ケアを受けてきれいにし、気持ちの良さと健康づくりをするのがいいと思います。