院長コラム11月号
排便の始末、車いす、寝たきりなど人の世話になる人生が、統計によると男8年、女10年もあり、さらに伸びているそうです。それだけは御免だと誰もが思うところです。
私は人生の後半を10年ごとに考えていて、70代を元気でいるためには60代にその準備をする。80代を元気に過ごすためには、70代に心身を鍛えておくことにしています。方法は食べる事と運動です。運動は少しきついなと思える位なスポーツをしています。
また、特に食べる事は心身ともに健康寿命を延ばすので重要です。
バリバリ、ボリボリと生野菜や豆類など硬いものを食べるのがオススメ。
ところが口腔ケアを怠り、歯や歯茎が弱くなると、麺類やデンプン質の柔らかい食材でお腹を満たしてしまう。たまにはステーキを食べようと言う気になりません。
丈夫な歯で、顎(あご)をたくさん動かす事は、生野菜に多く含まれるビタミンなど栄養を取れる上に、血流と筋力アップで認知症やごえん性肺炎の予防につながります。
なので、歯があまり良くない人は、よく噛める入れ歯やインプラントを取り入れるなど、可能な範囲でお金をかけた方が良い、と私は考えます。