院長コラム11月号
高齢者は、若い頃には考えもしなかったような悩みを抱えていて、その一つは健康問題です。
病気とは気の病(やまい)と書くように、気持ちの持ち方で多くの病気にかからないようにするか、治せるようになると思います。
一心一体と言うように、体と心はつながっていて、気の持ち方を変えると病も遠ざかります。
ほとんどの人は、病気になると、まっすぐにお医者さんの所へ直行して、投薬などの治療を受けますが、
それではあまりに受け身で無策です。
そうする前に、病気になった自分自身の体の状態、病気になる前の生活習慣を振り返ると、
明らかに病気になるような生活をしていたはずです。 つまり、自分の身体能力以上の無理をしていたはずです。
病気にならないようにするには、自分の今の使えるエネルギー量を知っておいて、それをオーバーしないような
活動をすると体は壊れません。
ただし、もっと色々な事をやりたいと思ったら準備が必要で、それをやるだけの体力を作る努力をする必要があります。
マスコミなどにも80歳を超えてなお、筋肉ムキムキの強者が出てきますが、一般の人も気持ちを強く持って、
自身の体を鍛えれば、まだまだやれる事はたくさん増えてくると思います。